なんでも修理係

たぶん、より使いやすくを目指し、機械の限界に挑戦させてしまうのが一つの原因だとは思うのだが、たまに、機械がご機嫌を損ねることがある。いや、言い間違った、私のせいという場合はめったにない。機械が古かったり、ずっと使っていなかったり、前に使った人が繊細でなかったり、そういう場合は大切に慎重に扱っているにもかかわらず、機械がご機嫌を損ねるというのはよくあったりするのである。
そういう場合は、とりあえず、愚痴愚痴言ってから、おもむろに、いったいどこらへんでご機嫌を損ねているのか探索することになる。地道な広報活動の結果手に入れた工具一式にて扉をあけ、蓋をあけ、線をはずし、テスターをつっこみ、機械のご機嫌をとって使用可能な状態にする。。。ま、それなりに楽しい、暇があるときに限ってだが。

先日、他の人が使用してて、どうにも動かないで、仕事が頓挫している機械があった。

中ボス「ねえ、あの機械使ってみない？けっこう面白い測定ができると思うんだよねえ」
しえら「あ、でも、あの機械、すごーく調子悪いって聞いたんですけど、、、それに使ったことないですし・・（他にも仕事あるし・・・これ以上、仕事やれって言われてもねえ・・・・）」
中ボス「あ、いや、君が使ってみて、駄目そうだったら、業者に頼むことにするからさ」
しえら「・・・・・」

どうやら私は簡易修理屋業を知らない間に開店していたらしい。普段使っている人のほうがよっぽど中身に精通していると思うんだが。かくして私は、その機械を使うことになり、そして、不調の原因はあっさり判明し、私は新たな専用工具（単なる水準器）を一つ手に入れたのだった・・・。

世の中わけわからん。