蛙の井戸見聞記 Pretty frog in a well who knows nothing of the great web ocean!

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DFT続き

動かして理解する 第一原理電子状態計算:DFTパッケージによるチュートリアル
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をいろいろ読んでみた。

cif2cellを使えば、

cif2cell -p pwscf --pwscf-cartesian-latticevectors ***.cif

で、None.inと雛形が作れる。ただし、cifファイルは、VESTAで書き出したものが良い、らしい。

各種パラメータで、scfやfixedなどとしたinファイルで自己無撞着計算。

pw.x < scf.in > scf.out

cutoffやkを最適化。

その後、パラメータをnscfやtetrahedronなどとしたinファイルで細かく計算

pw.x < nscf.in > nscf.out

Density of Stateの表示のために、&dosのinファイルで

dos.x < dos.in >dos.out

できたファイルをプロットすれば良い。

partial DOSは、&projwfcのinファイルで

projwfc.x < pdos.in >pdos.out

と計算すると、大量にファイルが出現する。#とか()が入っているファイル名で、いらいらするがgnuplotあたりでプロットすればpDOSの図が得られる。

バンド図に必要なK点は、

cif2cell -f **.cif -p vasp --vasp-cartesian

でPOSCARができるので、上記文献に載っているgen_kpath.pyを用いて、

python3 gen_kpath.py

とすれば、KPONINTSができる。
gen_kpath.pyはpymatgenを使ったスクリプト。これを使わなくても、pymatgenのマニュアル読めばできる。
こんなのもある。https://www.materialscloud.org/work/tools/seekpath

バンド図表示のために, パラメータをbands, fixedなどとしたinファイルで

pw.x < band_nsfc.in > band_nsfc.out

&bandのinファイルで

band.x < bands.in > bands.out

plotband.inファイルを作成して

plotband.x < plotband.in


しかし、某物質で計算してみたら、d軌道が現れず、だいぶ苦戦したけどわかったのは、擬ポテンシャルが問題だったということ。かなり内側まで計算できるやつでないとダメだった・・・。オフィシャルサイトの擬ポテンシャルではダメそうなので、さてどうしよう。
PW91のウルトラソフト擬ポテンシャルで論文のDOS,pDOSを再現できた。
LobsterはPAWだけしか対応していないので、適切な擬ポテンシャルを作製・・・できるかな。。。。どこかに落ちてないかな、、、。